先日、オンラインサロン「子育ての学校」のイベントでSDGsについて、みなさんでお話ししました。
「聞いたことはあるけれど、詳しくはわからない」
「世界で取り組まれていることなの?日本だけだと思っていた」
など、
あなたはどんな印象ですか?
簡単にご紹介すると、
SDGsとは、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標であり
もっとわかりやすく言うと
「みんなが幸せに、地球も元気に生き続けられるように、世界で決めた17の約束」
です。
2030年までに達成したい目標として定められているので…あと、4年ですね!
実はモンテッソーリ教育でもSDGsな活動がたくさんあります。
植物を植えたり、物の手入れを学んで大切にしたり、生ゴミを堆肥にしたり(コンポスト)。
モンテッソーリの有名な言葉で「平和は子どもたちから始まる」というものがあります。
争い、差別、戦争を食い止めるのは私たちの仕事ですが
平和をもたらすのは、これから未来をになう子どもたちがしてくれるんです。
だからこそ、地球を大切にすること、偏見や差別のない広い視野を、子どもたちにはつたえていかなければいけません。
そこで、役に立つのが素晴らしい絵本たちです!
今回は私のおすすめ絵本をご紹介していこうと思います。
【絵本のご紹介】
『わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ』
まずは、SDGsを子どもに伝えるのにおすすめな絵本。
子どもにできることが描かれているので、とっても簡単でわかりやすいです。
最後のページにはSDGs17の目標について大人向けに書かれているので、大人も勉強になります。
▶︎『わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ』原琴乃、汐文社
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『今、世界はあぶないのか?地球を守る』
続いて、環境汚染について学べる本。
難しい言葉が多いけれど、だからこそ小さいうちに読んでほしいなと思います。
0〜6歳は無意識的吸収と意識的吸収という、吸収する心を持っていますね。
「難しい」とは大人の考えであって、子どもはそのまま吸収してしまうんです。
我が家では、これを「読みたい」と持ってきたら、「どのページ読みたい?」と1ぺーじだけ読むようにしています。
▶︎『今、世界はあぶないのか?地球を守る』ルイーズ・スピルズベリー、評論社
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『さようならプラスチック・ストロー』
ストローの歴史から、ストローが必要な人もいて、でもほとんどの人が使わなくても困らない人だからこそ、プラスチックストローはやめて、別の素材のストローを使おうとか、ストローなしでジュースを飲むなどを紹介しています。
歴史的な人もでてくるので、見た目が面白いみたいですね。我が家の子どもたちはすごく好きなので、おすすめの一つです。
▶︎『さようならプラスチック・ストロー』ディー・ロミート、光村教育図書
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『CO2のりものずかん』
これは、それぞれの乗り物がCOsをどのくらい出しているかがわかる絵本です。図鑑と書いてあるのは、淡々と「くるまは150g、ヘリコプターは3000g」と書いてあるだけなので、図鑑としてあるのだと思います。
この図鑑の中では、CO2=環境汚染のようには書かれてはいません。CO2は人間も動物も出している、のりものも出している、ということがわかる絵本です。
▶︎『CO2のりものずかん』三浦太郎、ほるぷ出版
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『風の島へようこそ』
これは、私がすごく気に入ている絵本です。
デンマークのサムス島という島の本当のお話しなんです。サムス島は、デンマーク政府から突然「エネルギーを自分の島でつくってください」と言われてしまい、島民を説得しながらすこしずつ取り入れていくお話しです。
自然の力だけで、すべてのエネルギーをまかなうって、地球に優しくてとっても素晴らしいですよね。地球に優しい新たな試みは、ぜひ子どもたちに伝えていきたいなと思います。
なので、長男が設計する(お絵かきする)乗り物はだいたいソーラーパネルや風車がついていて「ガソリンは買わなくていいんですよ〜」と私に売り込んでくれます笑
▶︎『風の島へようこそ』 アラン・ドラモンド、福音館書店
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さて、次はLGBTQを描いた絵本です
『王さまと王さま』
王子様が結婚相手を探していろいろなお姫様に会うのですが、どの姫もピンとこなくて、結局最後に会ったお姫様のお兄さんに一目惚れをして結婚し、幸せに暮らすというお話しです。
いろいろな性対象があることを伝えたいので、「男の子なのに男が好きなんだって」みたいな言い方は絶対しないようにしています。「幸せになってよかったね!」という感じです。
昨日、長男が読んでほしいと持ってきていましたね。
絵もカラフルで芸術的なところも素敵な絵本です。
▶︎『王さまと王さま』 リンダ・ハーン/スターン・ナイランド、ポット出版
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『かぞくって なあに?』
この絵本はLGBTQはもちろん、さまざまな人種の方、見た目の方が載っているので、多様性の絵本と言ってもいいですね。
文字もイラストも多いので、図鑑感覚でちょこちょこ読めます。
いろいろな国の家や生活が描かれていたり、話す言葉が違うこと、世界のさまざまなお祝いの食べ物。多様性を受け入れるためにも、2〜3歳くらいから少しづつ読み始めるのをお勧めします。
▶︎『かぞくって なあに?』フェリシティ・ブルックス、 文化学園文化出版局
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『おばあちゃんとバスにのって』
またもや、多様性の絵本です。
ネタバレですが、おばあちゃんとバスにのって、貧困な方へ炊き出しをするために(ボランテイア食堂へお手伝いに)いくまでの道中のお話しです。
バスの中でアメリカならではないろいろな人に出会うんですが、おばあちゃんのすばらしい感性で、みんな魅力的なキラキラかがやく素敵な人に思えてくるのがこの絵本のいいところです。子どもだけでなく、大人も、「そういう目線で他人を受け入れられたらいいな」と学ばされます。
▶︎『おばあちゃんとバスにのって』 マット・デ・ラ・ペーニャ、絵本出版
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さあ、もっともっと紹介したいのですが・・・
そうとう長くなってしまうので、数回に分けようと思います。
ということで、最後にご紹介したいのは大人向けの本なのですが
環境問題について考えるなら絶対これ!知っている方も多いかもしれません。
『あなたが世界を変える日』
1992年に開かれた環境サミットにて、12才のカナダ人の少女がスピーチした6分たらずの内容です。
【伝説のスピーチ】みなさんはご存知ですか?
私は、大人になってから読んだのですが、衝撃でした。
これほどまでにはっきりと大人に対して正論を言って、12才の少女が世界を変えようと大人を叱っているんです。
今でも、読むと涙してしまいます。
そして、「でも」「だって」と保守的にならずに、自分にできることを未来の子どもたちのために精一杯やらないといけないと思わされるんです。
決して忘れないために、横浜の本屋で購入したのを今でも覚えています。
スピーチの内容が気になる方は、Youtubeで実際の映像をみつけたのでみてみてくださいね。
Youtube📹環境サミット12歳の伝説のスピーチ
▶︎『あなたが世界を変える日』セヴァン・カリス・スズキ、学陽書房
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ということで、続きはまた次回!
気になる絵本があったらぜひ読んでみてくださいね!
感想もお待ちしてます〜!